
小さな一歩がやがて世界を変えていく。1本のハゼの木を植えることから、すべてが始まります。
天然ロウの産地の多くは途上国の貧困地帯にあり、産業育成のための柱とし各政府と協力して天然ロウの生産に取り組んでいます。セラリカNODAが天然ロウのさらなる技術開発を試み、用途の汎用性を広げてきた背景には、こうした主要産出国に対して輸入を増加することで、貧困の連鎖を断ち切りたいという思いからです。
1本の木を植えることから、世界を変えていきたい。天然ロウという、生物の持つ生命力を循環させることで、人々に活力を与え、世界をよりよい環境へと育んでいきたい。そのためにセラリカNODAは、地球のあちこちで緑の拡大と貧困の脱却を目指すセラリカ構想の実践を続けています。
藤沢周平「漆の実の実る国」に描かれているケネディ大統領の尊敬する日本人、「上杉鷹山」の米沢藩改革の第一歩は100万本の漆の木の植林と、その実から取れる「蝋」による殖産興業であった。大塩平八郎の乱に象徴される飢餓と窮乏の天保三年(1832年)、九州有馬藩に木蝋を供給し藩財政を立て直し貧困からの脱却を目的とした8代野田常太郎を祖とし、野田製蝋、野田ワックス、セラリカNODAは福岡、東京、神奈川に本社を移し、19、20、21世紀の3つの世紀をまたぐ177年(平成21年現在)の歴史を誇る。
生命ロウ=セラリカはその生産を愛の重なる町に移し高い志を内包する。それは、生命ロウ=セラリカによる発展途上国の農民から消費者に至るまで、関わる全ての人々を豊かにする「セラリカ構想」につながる。その志から、台湾における「野菜エキス」、日本での「ライスワックス」、キューバでの「シュガーケーンワックス」、国際養蜂協会(APIMONDIA)との共催による「世界No.1蜜蝋コンテスト」、JICAプロジェクトでの「日中雪ロウ共同研究開発」等、途上国政府機関を巻き込んだ原料開発プロジェクトを達成した。

木ロウの安定供給と輸入量増加のため、中国林業省との協働プロジェクトとして、福建省などの山間にハゼの木を植林。
北京にカイガラムシが分泌物から雪ロウを製造するために、馨楽麗康能達生物科技有限公司を設立。現地精製工場として稼働。同時に、雪ロウ生産を目指して雲南省・四川省などでのモチやイボタの木の植林を実行。
中国での雇用創出・森林拡大などの活動に対して、日刊工業新聞社の第14回国際貢献賞を受賞。
また、一連の日中共同プロジェクトは、国際協力機構(JICA)の開発融資事業に選出されました。
現地熱帯雨林に植生するカルナウバから採れる「カルナウバロウ」の輸入
砂漠地帯に植生するタカトウダイ草から採れる「キャンデリラロウ」の輸入

ハゼの木は古くから木ロウを利用するために栽培されてきた有用植物です。しかし、木ロウの需要が激減した戦後は栽培品種が少なくなり、野山で自然に見られることも少なくなってきました。
セラリカNODAでは、ハゼの木の安定した供給と今後の需要拡大に備えて、栽培品種の改良にも取り組んでいます。
木部1号、水俣(育)1号
(独立行政法人材木育種センター九州育種場 開発認定種)